先週の水曜日と今日結構雪が降りました。うちのファレスターもこんな感じです。
今回は雪道運転の際にわたしが気をつけていることを書いていきます。ちなみに雪道運転は車を買ったときにいたのが山陰で1年で30cmクラスが数回、数cmクラスは2桁ぐらいの回数降ります。そこで5年運転していたので太平洋側に住んでいる人と比べるといると慣れていると思います。現在住んでいるところは数cmクラスが2,3回、数回スキーに出かける程度です。
準備
雪が降り出してからでは遅いです。事前に準備、知識を身につけていることが必要になります。
・スタッドレスタイヤ
雪道走るなら必須です。積雪時、凍結時に雪道装備(チェーン、スタッドレスタイヤ)がないと道路交通法違反になります。スタッドレスタイヤだったら安心と言うわけではなく気にしないといけないことがあります。それは溝の深さと製造年です。溝は新品時の50%を下回るとスタッドレスタイヤとして使用できなくなります。新品時の溝が分からなくても100円玉でざっくり調べることが出来ます。
製造年はタイヤに書いてあって写真中央のへこんだ部分。『BMC2914』とありますが末尾の数字の『29』が製造週、『14』が製造年になります。2014年29週なのでざっくり2014年7月ぐらいです。自分が買った場合は覚えている事が多いと思いますがレンタカーなどに乗るとき役立ちます。感覚としては3年目まではまあ大丈夫、4,5年はいつもより気をつけよう。それ以上はあかんやろ、って認識です。
・スノーブラシ
スノーブラシって言うんですね。知らなかった。1000円前後でホームセンターなどで売っていると思います。伸縮できて先はワイパーのようなゴムやブラシ、スポンジになっているものといくつか種類があります。わたしはブラシだと傷つきそうなのでスポンジになっているものを使っています。あると無いとでは雪下ろしの作業性が大きく変わります。後述しますが屋根の雪も下ろして欲しいので雪の日に車を出す場合は必須。12月から3月までずっとトランクにぶち込んであります。
・解氷材、手袋
ここら辺からはあったら便利シリーズ。解氷スプレーは出先で凍った時用、手袋はスキー板買ったときにおまけでもらったスキー用の物をフォレスターには積んでいます。家にいる場合はお湯かけるしエンスタもあるのでのであんまりあんまり使わないです。お湯かけるときは熱湯はガラス割れるのでNG、30~40℃程度のぬるま湯で。
・スコップ
レガシイの時に40cm積もるとラッセル車になってしまうため除雪されていない駐車場の脱出用に積んでいましたがフォレスターは地上高が高いので不要になりました。
・ブースターケーブル
これは1度バッテリーを上げてしまったときに購入し常時積んでいます。冬はバッテリーが弱るのと寒い中エアコン無しは厳しいので入れておくと安心。JAFが来なくても自分で対処できます。
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・水、チョコレート、毛布
これは長距離移動の時の備え。事故やスタックした場合、警察もJAFも大忙しでなかなか来てくれないです。自分がどんだけ準備をしていても他の車が道をふさいでしまいかつ後続車で前にも後ろにも行けなくなる場合があります。今年も愛媛で去年は名阪国道などで立ち往生が発生しました。車内で一晩過ごす場合もあるのでその備えです。チョコレートなのは栄養とかを考えて適当に選びました。
・ウォッシャー液
対応温度が低い物を追加しておくのがオススメ。冬の道は融雪材が巻かれていることが多く濡れている路面では前走車の巻き上げで結構汚れます。水や低温対応でないと凍って役に立ちません。新しい物は追加で入れて混ぜてもいいですがその分対応温度は上がってしまいます。
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走り出す前
雪が降る予報の時はワイパーを立てておきます。
当日はスノーブラシを使って雪を落としていきます。わたしの場合は超急ぎで無い場合はこれぐらいまで落とします。順番は上からルーフ→フロントウインドウ→ボンネット→リアウィンドウ→サイドです。所要は5分ぐらい。フロントウインドウしか落とさない人がいますがルーフを落としておかないと大変危険です。下り坂やブレーキを踏むと前側に力がかかります。このときルーフからフロントウィンドウに雪が滑って落ちてくる場合があります。少ないと問題ないのですがある一定量を超えるとワイパーのモーターが負けてしまいます。そうなると止めて手で除雪する必要があります。下り坂やブレーキをかける状況で視界がゼロになるのは本当に恐ろしいです。ボンネットも落とさないと風で巻き上がって視界が悪くなります。
忘れがちなのは立てておいたワイパーの下。ここをしっかり落とさずにワイパーを戻してしまうといつまで経っても拭き取れないワイパーになってしまいます。
ワイパーを下ろしたときゴムやアームの間に雪の塊がないことを確認します。
走るとき
いつもの何倍も注意が必要です。注意が必要な場所は橋、陰、坂道、カーブ、トンネル。一般に危険言われているところです。動作は急が付く行為は厳禁。普段より大きく車間距離をとり不要な車線変更などはしないようにします。また加速、減速、曲がるの行為を2つ同時にしないよう心がけています。後ろに車がいない時には30km/h程度から強めのブレーキをかけてタイヤの食いつきを確認しています。ぎゅっと通常通り止まれば比較的安心、ABSが効けばちょっと危険、ABS効きながらズズーと滑るときは要注意です。これも場所や時間によって大きく変わるので何度か確かめています。ガソリンも半分程度で入れるようにします。いつ通行止めになったり立ち往生したりするか分からないので保険です。
タイヤチェーンについて
わたしはタイヤチェーンは嫌いです。通勤など非常用の近距離向けだと思っていてスキーに行ったり長距離を走るわたしには向いていないと思っています。まずいつ付けるか判断が難しいです。トンネルを抜けたら雪、陰だけ凍結など時間、場所によって刻々と変わる状況を適切に判断できません。次に付けるのも外すのもおっくうです。氷点下前後の気温、おそらく雪が降っている中30分程度外に出て作業したくないです。問題ないと思って外したけどまた付けなければいけない状態などに出くわすととか考えただけで無理です。最高速度も50kmに制限されるため高速でペースメーカーになってしまうのもわたしには耐えられないです。雪が降るスキー場に行くならスタッドレスかスタッドレスを履いたレンタカーがいいと思います。
いろいろ書いてきましたが少しでも役立つなら幸いです。